第六章 ~追討遊戯~

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「ふっ、どうしてかは知らないわ。でも昔から未来が読めてね…」 「生まれつき能力って奴かしら?」 パイラ「カリンちゃん…?」 「…………私の名前を知っているなんて、さすが忌み子ね……」 パイラ「私は違うっ…」 カリン「いいえ。私はあなたの全てを見てきたわ」 カリン「未来予知を使ってね」 パイラ「そんなの知らないよっ…」 パイラ「と言うか、私を捕まえてどうする気なのよっ…」 カリン「もちろん殺すわ」 パイラ「殺…っ…なんでっ…なんでっ?」 カリン「あなた、人生をリセットしているでしょう?そのせいで世界が……」 パイラ「確かにそうだけどっ……世界が何なのっ…?」 カリン「世界が滅茶苦茶になる未来を予知したのよっ……!」 パイラ「そんな未来を……」 カリン「何故あなたが忌み子なのか分かるかしら?」 カリン「それはね…未来が破滅する原因があなただからよ!」 カリン「あながが居なければ未来は平和でいられるのに……」 カリン「だからあなたは皆から非難されているの、分かるでしょう?」 カリン「あなたの事を皆非難して、皆避けているのよ」 カリン「当然よね?」 カリン「あなたの存在が世界の破滅に繋がるんだから、皆非難するに決まってるわ」 パイラ「そ…そんな事言われても…っ。私死にたくないよっ…」 カリン「そうやってまたリセットするつもりでしょう」 カリン「でもそうはいかないわ」 カリン「私の未来予知を持ってして、必ずあなたを捕まえて見せる」 パイラ「何がっ……どうなってるのよっ……っ…」 ちょっと……疲れた…………。 ここは一つ…! パイラ「あ、UFO!」 カリン「えっ」
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