11人が本棚に入れています
本棚に追加
パイラ「と言っても、私には帰る場所が無いんだけどね……」
パイラ「ほら、手繋ご?なんか君を見てると放っておけなくて…」
パイラ(まだ幼いしさ…)
*「………………」
*夕焼けが綺麗…
パイラ「雨上がりだよね…。この空気…」
*「………………」
私は名前も分からない一人の少年を見つけたんだ。
正体は分からないけど、どこか放っておけなくて。
だから私は手を引いたんだ。
帰る場所は、無いけれど…………。
パイラ「そうだ…名前つけようかな」
パイラ「君の名前は……」
*「……………」
パイラ「うーん…」
パイラ「よしっ!」
パイラ「これから君は、シキ君だっ」
*「………………」
パイラ「どこから考えたのかは内緒だよっ?」
*「………………」
パイラ「シキ君…シキ君………うん。シキ君」
シキ「……………」
パイラ「あ、今少し反応したでしょう?」
シキ「……………」ブンブン
パイラ「そんな事ないよ、絶対反応してたってばぁっ」
シキ「…………」スタッ
パイラ「あ、こら!逃げるな待ていっ!」
シキ「…………」
パイラ「って急に止まらないでよっ」
最初のコメントを投稿しよう!