第六章 ~追討遊戯~

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パイラ「と言っても、私には帰る場所が無いんだけどね……」 パイラ「ほら、手繋ご?なんか君を見てると放っておけなくて…」 パイラ(まだ幼いしさ…) *「………………」 *夕焼けが綺麗… パイラ「雨上がりだよね…。この空気…」 *「………………」 私は名前も分からない一人の少年を見つけたんだ。 正体は分からないけど、どこか放っておけなくて。 だから私は手を引いたんだ。 帰る場所は、無いけれど…………。 パイラ「そうだ…名前つけようかな」 パイラ「君の名前は……」 *「……………」 パイラ「うーん…」 パイラ「よしっ!」 パイラ「これから君は、シキ君だっ」 *「………………」 パイラ「どこから考えたのかは内緒だよっ?」 *「………………」 パイラ「シキ君…シキ君………うん。シキ君」 シキ「……………」 パイラ「あ、今少し反応したでしょう?」 シキ「……………」ブンブン パイラ「そんな事ないよ、絶対反応してたってばぁっ」 シキ「…………」スタッ パイラ「あ、こら!逃げるな待ていっ!」 シキ「…………」 パイラ「って急に止まらないでよっ」
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