第六章 ~追討遊戯~

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シキ「…………」クスクス パイラ「あ…笑った。君でもちゃんと笑うんだねっ」 シキ「……………」プイッ パイラ「あ、今度は拗ねた!?」 パイラ「あははっ」 シキ「……………」クスクス パイラ「はははっ」 何も喋ってはくれないけど、表情は変わるんだ。 この子……。 何で足枷なんかつけてたんだろう…。 いや、足枷をつけられてたのかな……。 だとしたら誰にそんな事……。 それに血……。 私が、守ってあげないと……。 ここにいる時間、ちょっと長くなりそうだな…。 ただ一つ気になったのはカリンちゃん…。 未来予知がそのまま残ってるのはもう分かるんだけど、何で私を…? 私が忌み子って言われても実感がわかないし、それに私が世界を破滅させるってどう言うことなの……? 逆にリセットすれば死んだ人だって生き返るんだから破滅なんてしないはずなのに……。 シキ「……………」!
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