第一章 ~過程迷路~

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カリン「エルド先生?どうしたのですか?」 エルド「……どうやらその時のようだ」 カリン「……つまり私の協力が必要って事ですか?」 エルド「そう言う事だ」 エルド「ではさっそく…、ちょっとこっちに来てくれないか?」 カリン「はい、分かりました」 僕はある定位置にカリンを立たせて、ある呪文を呟いた。 エルド「にかはつめかはかひしれつはかにつにかはつめかはかひしれつはかにつ」 エルド「あー、にかはつめかはかひしれつはかにつにかはつめかはかひしれつはかにつ」 カリン「……………うっ…」 神の力にてお使い申す 感情の狭間を抜きとりて 我らにいざ与えられん エルド「にかはつめかはかひしれつはかにつにかはつめかはかひしれつはかにつ」 カリン「……う…うぅ…あ…あぁ……あ…う……」 バタッ 僕はカリンが倒れたのを見ても、何も気にはならなかった…。 エルド「ふう……。終わったか」 エルド「しかし呪文の研究がここで活かされるとはな……驚いた」 ついに……。 ついに研究を果たしたのだ。 見ろ! 大発明だ!! これでやっと……!! あ……れ…? どんどん気が遠くなっていく………。 な……ぜ…だ…? なんか…眠いな………。 ……………… ………… ……
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