第七章 ~鬼子二人~

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私は全ての事柄を当てはめてみた…。 カリンちゃんは私のせいで世界が破滅するって言ってたよね…? それって私がシキ君に願い事を叶えさせたから…? 今皆が消えて世界の破滅寸前だろうし……。 で、シキ君が忌み子の理由なんだけど…。 実際、皆を消したのってシキ君だよね…? つまり…皆を消した張本人と、その原因である私…。 そのシキ君と私のせいで皆を消すはめになる…世界が破滅することになる……。 それを予知していたカリンちゃんは、世界を救おうと私達を捕まえようとした……。 だとしたら……。 私達……忌み子だ……。 いけない子だ……。 そりゃあ非難されても当然だよ……。 どうしよう……。 そうか! リセットすればいいんだっ! その為のリセットボタンだもんねっ。 よし…! パイラ「シキ君」 シキ「………………」 パイラ「私、シキ君の事助けるから…。だから皆を消したりなんかしないで……」 パイラ「これ、あげるから…」 私は2と書かれたキューブをシキ君に渡した。 パイラ「絶対に無くさないでね?」 パイラ「念のためにあげるから。皆を消すなんて願い事は止めて…」 パイラ「私、繰り返してくるから…」 シキ「………………」 パイラ「待ってて……!」 パイラ(リセット…!) ……………… ………… …… ……………………
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