歌姫の傷痕事情
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向かった先は立派なビルだった。 これを今から壊滅する。 手帳を見れば確かにお訪ね物の会 社、つまりブラックリストに入っ ていた。今まで踏み切らなかった のは確かな物がなかったからだが 、今回は収穫があったようで… 「行きましょう モーゼ」 「はい。キルリさん!!」 そして私達は一歩、中へ踏み入れ た。 お残しは許されない。
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