0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ご苦労様 キルリ」
「知っていて行かせた…ですね」
「なんのことかな?」
とぼけたヒールに確信し、私は言
った。
「颯人の武器を所持しているのを
貴方は知っていた…違いますか?
」
すると、ヒールはご名答と言うよ
うに手を叩いた。
「こっちにおいで
渡す物がある」
ヒールに言われて私が着いて行け
ば、そこには…あらゆる刃が綺麗
に壁にかけられていた。
「來紋颯人…彼が所持していたと
いう武器だ。
正直、見つけた時、驚いたよ…
けど、良かった…
キルリ…君に譲ろう
彼が武器を求める様になったら、
渡してあげてほしい」
壁にかけられていた武器を私はひ
とつ、手に取り、ヒールに頷いて
答えた。
「わかりました
いつか必ず、この武器達を元の持
ち主に返します。」
最初のコメントを投稿しよう!