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柚は私の話を何も言わずに
じっと黙ったまま聞いてくれた
「何で今更 彼女と会うのかな?」
「そう…桜子 びっくりしたわよね
でも大丈夫よ」
「え?何で大丈夫なの?」
「それは私からは言えないけど
小林君から聞きなよ」
「何か知ってるの?柚」
「う…ん」
困った顔でうなづく柚
「私もね前に慎君の義理の妹さん
マリアさんの事で大変な事あったじゃない
結局誤解だったけど桜子も
自分の耳で本人から聞いたほうがいいよ」
「う…ん……猛と会うの 辛いな」
「大丈夫だから絶対に
私の事 信じて」
柚がにっこりと笑った
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