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「さてと、証拠は揃ったよ彩華。観念して、調教を受け入れてね」
僕はそれだけ告げると、彩華に近づいく。
「ちょっと待たんかあああい!!」
声のするほうには、最武子が息をきらして立っていた。
「何だモブ子じゃないか、お前用事はどうした?その成長の兆しの欠片もみせない胸を揉んでくれる男でも探しに行くんだろ?」
「誰がそんな用事に行くか!てか、私のことは、モーコと呼べってんでしょ!?この馬鹿兄貴!」
「うるさいぞモ・ブ。モブはモブらしく、学園祭でやる木のCの役の練習でもしてろ!」
「だ・か・ら!モーコだっつってんのよ!何で人間でもない三番目の、しかも立ってるだけの役の練習なんかしなきゃならないのよ!」
モブ子は息を整えると、真剣な表情で僕を見据える。
「さっきも言ったけど、流行んないから調教師なんて」
僕も真剣なモブ子に、誠意を持って対応してやるか。
「「流行んないから、調教師なんて」だってええええ!うひゃひゃひゃああ!」
僕は全力で床を転げまわった。
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