プロローグ -5

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「さてと」 ムラを適当にあしらい、制服のポケットから現実と書いてリア充と読む現実と向き合ため、文明の利器、携帯電話を取り出した。 『今日は一緒に帰れるかな?』 思わず顔がにやけてしまう。 ケータイに表示されてる文字が、僕をリア充であることを証明してくれているからだ。 早速返事を作成していく。 内容はこれだ。 『もちろん帰れます!いや、一緒に帰りましょう!いえ!一緒に帰りたいです!お供させてください!』 メール返信までの時間わずか0.2秒。これが普丸 流雨塗のベストコンディションだ。 ケータイが振るえ、メールが返ってきた。 『うん一緒に帰ろ(笑)校門で待ってるね♪』 爆発するんじゃないかと思ってしまうほど、幸せだ。 っは!? これが噂に聞くリア充爆発しろ!的なやつなのですか!? 怖い怖い。 でも…リア充最高。
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