∫異端∫

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暫く細道を歩くと、クルト達は町から出れる裏口のような道を見つけた。そのまま見つからずに町から離れる事に成功した クルト「さて。取り敢えず、これであいつ等に捕まる事は無いだろう。このまま例の神様の場所まで行くか?」 ワコー「そうですね。このまま真っ直ぐ歩いて、その先の町を2つ通った先にルパスの森があります。そこが目的の場所です。歩いていけば、およそ3日は掛かると思います」 ワコーはクルトに具体的な道筋を説明した クルト「成る程成る程」 クルトはワコーの話に納得すると ワコー「ところで、えっと…クルトさん、と呼んで宜しいでしょうか?それともクルト様やクルト救世主様と…」 クルト「普通にクルトで良いよ。俺は別に地位とか実績で敬われたく無い。それに、堅苦しいのは好きじゃない。で、何だ?」 クルトはワコーの話の内容を聞くと ワコー「クルトさんは、どうしてこの世界へ?」 ワコーはクルト達が何の目的で来たのかを聞いてきた。クルトは クルト「別に目的があって来た訳じゃない。俺達は俺達の帰るべき場所へ戻っている最中でな。けど俺は、あの戦い以来に力をかなり失ってしまってな。一発で帰れずに、こうやって途中途中の次元に留まって力が貯まったら移動をする、といった方法を繰り返しながら移動しているんだ」 ワコー「じゃあ、たまたまこの世界へ来たという訳ですか?」 クルト「そういう事」 ワコー「そう、ですか…」 クルト「ん、どうした?」 クルトが頷くと、ワコーは少し残念そうな顔をした。それにクルトが気になると
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