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ワコー「いえ。あのクルトさんが来てくれたのなら、この世界の危機を救ってくれる為に来たと考えちゃいまして。その期待が外れちゃって…まぁ、考えが甘いだけなのですが……」
ワコーは全次元を救ったクルトと知った時から、この世界の現状を打破してくれる為に来てくれたのだと思い込んでしまった。しかし、現実はただ偶然に来ただけで助けに来てくれたのでは無い事知ってしまい、残念に感じてしまった。しかしクルトは
クルト「なんだ?俺が、この状況を無視して行ってしまうと思ってんのか?」
ワコー「え?」
ワコーはクルトの思いも寄らない言葉に目を見開いた。更にクルトは続けた
クルト「まだ力が回復するのに時間は掛かる。ここにいる時間は、この世界の為に戦うぜ?」
なんと期待が外れたと思ったが、クルト自身は見捨てる気は無いらしい
ワコー「で、でも…」
クルト「今は離れてはいるが、こちとら仲間と一緒に悪党という悪党をぶっ倒している。見捨てる気は更々無ぇよ」
スレア「そーだそーだ‼」
ワコー「クルトさん…」
ワコーはクルトの優しき心に感激した
クルト「つーわけだ。今はとにかく神様の場所へ行こう」
ワコー「はい❗」
スレア「おー❗」
クルト達は話を終わらすと、目的の森へ目指すべく再びクルトとスレアは足を動かし始めた
だが
ワコー「あっ、クルトさん❗スレアちゃん❗道、こっちです」
クルト「ぅ…」
道も知らずに勝手に歩き出したが為に、道を間違えた異世界の2人。ワコーは、そんなクルトとスレアを見て可愛らしさを感じ取り、苦笑いをした
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