∫異端∫

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改めてワコーの案内のもとで出発したクルト達。道はしっかりと整備されておらず、岩肌が出ており、ボコボコとした道だ。町と町の行き来が非常に不便そうだ クルト「この次元は、町から町への交流は無いのか?」 ワコー「そうですね。以前までは紛争などもありまして…」 クルト「けど、あのクフルとか言う組織が現れたせいで、そんな暇が無くなった、と」 クルトの推測にワコーは頷いた スレア「なんか、ずっと大変な世界だねぇ」 ワコー「でも、まだ紛争の時の方が僅かに心のゆとりがあったわ。今は、一般人だろうが誰であろうが、クフルの連中の狙う獲物となってしまう。捕まれば死ぬまで奴等の実験体にされちゃう」 目的も分からず、ただモルモットのように実験される。恐ろしい事だ。何も知らずに実験される。万が一その目的が分かったとしても、それは命の終わりも意味するであろう クルト「タチの悪い連中だな。その連中は何の実験をしているのやら…生体実験だから、製造生物体か何かだろうと思うがな」 ワコー「私も…そう思います。初めてスレアちゃんを見た時は、実験された後の姿かと思って戸惑いました」 クルト「まぁ、この世界の生物じゃ無いからな」 ワコーは初めてスレアを見た時の感想をクルト達に告げた。クルトもワコーの戸惑いは納得した
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