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その頃…
「シップ」
シップ「……」
とある研究所の一室に1人の男性がシップと呼ばれる人物に声を掛けた。シップと呼ばれた人物は、部屋の奥に設置された席に腰を掛けて資料を見ていた。男性はシップが資料を見ながらも話を始めた
「オークトシティの制圧、拉致は完了しました。しかし、1人の自警団員を逃した模様。原因は不明ですが、オークトシティを任されていた一部の作戦員が斬り殺されておりました。また、町の外に待機させていたマニラ達も同じく斬り殺されておりました」
シップ「…殺された?」
男性の“斬り殺された”という単語を聞き、シップは反応を見せた
「はい。それも、ナイフの斬傷でもセイバーでも無く、もっと大きな刃で斬られた斬傷でした」
シップ「……」
カタッ
シップは資料を机に置いて立ち上がった。そして
シップ「“イエグ”を起動させよ」
「“イエグ”をですか?しかし、まだ試作段階でテストもまだ…」
彼らの言う“イエグ”とは会話だけでは分からないが、男性は“イエグ”の起動を良く思わなかったが、シップは
シップ「普通の作戦員では、その原因には勝てないだろう。まだ出来たばかりとはいえ、作戦員よりかは戦闘力はある」
「それはそうかも知れませんが…」
シップ「これは指示だ。私の指示に従え」
「は、はっ❗」
シップの睨む目付きのプレッシャーを感じた男性。その恐怖に溺れて、シップの指示に従う返事をした。そのまま男性は慌てて部屋から出ていった
「…彼女には作戦員もマニラも殺す力は無い。いや…彼女だけで無く、この世界には対抗する者などいないはず。一体誰が…?」
シップは1人で、作戦員とマニラを倒した犯人について考えていた
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