∫異端∫

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物語が動き出したと感付いた存在は何の気配も感じさせない薄い霧で覆われた森の奥にある洞窟の中にいた者だった ーおや?何やらこの世界に変わった者達が来たね。これは、祭りの始まりの意味かな。今まではその祭りの準備と言ったところかなー その者はニタリと笑みを浮かべた ーさぁ、これは《無》を起こす呼び水か。果ては呼び水を防ぐ《超越》か…。楽しみだねー 洞窟にはその者の笑い声が木霊し、響いた
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