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「い、行った…」
女性は呼吸を整えながら辺りを警戒をしていると
「お姉さん危なかったね。無事で良かった❗」
女の子は女性の無事を確認して笑い掛けてきた
「あ、え、えぇ。本当に助かったわ。ありがとう」
女性は命を救ってくれた女の子に感謝を述べた
「ところで、貴女は一体何者なの?見たところ、私達とは違う生物のようだけど…もしかして、実験体にされたの?実験のせいで、形が変わっちゃったの?」
「私?私はね…」
女性は女の子に正体を尋ねると、女の子は快く答えようとしたその時
「動くな」
「っ‼」
突如、男の声が上空より聞こえてきた。女性と女の子は上を見上げると、数人の男達が壁の上に立って見下ろしていた
「もはや逃げ場は無い。抵抗はするな」
1人の男が告げたように逃げ場は無い。女性は情けなくも慌てて女の子を見るが、女の子はキョトンとした顔をしていた。これは確実に打つ手が無い。今度こそ終わりだ
「抵抗はしないな。良し、捕らえよ」
「あの異生物は?」
「一緒に連れていく」
男達は壁から降りると、手際よく女性と女の子を捕らえた
「や、ヤだ‼行きたくない❗行きたくない‼」
女性は今更になってワメきながら身を捩るが、無駄な抵抗だった
「黙れ。お前は我等の実験体として生きて、死んでいくのだ。有り難く思うんだな」
「嫌だ❗殺される❗殺される❗死にたくないィィ‼」
女性は狂ったようにワメき叫んだ。それに比べ、女の子は未だにワメく処か何も不安な表情1つも出していなかった
「なんだこいつは?気味が悪い」
「全くだ」
その様子を見た男達は不気味恐ろしく感じていた
「もう用は無い。行くぞ」
リーダーと思われる男が指示を出すと、男達は女性と女の子を連れて歩こうとしたその瞬間
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