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「ようやく見つけたぞ」
「む❗」
「誰だ⁉」
そこにまた新しい男が現れた。その男もまた、この世界の生物とは思えない。が、女の子とは違って、少しは近い存在だ
「何者だ⁉」
1人の男はナイフを構えて謎の男に突き付けた。謎の男はナイフを突き付けられても冷静だった
「悪いが、連れなんだ。返してくれないか?」
謎の男は溜め息1つ吐きながら交渉を始めた。女性は女の子を見ると、女の子は無邪気に笑って手を振っていた。謎の男が溜め息を吐いたのは、彼女の態度にあった
「この不気味な女か?けっ❗返してやりたいが、生憎こいつも実験体として選ばれたんだ。返せねぇな。あと、もう1つ残念な事に…」
グッ
男はナイフを握った拳を強めた矢先
「テメェの命も消えちまうよぉ‼」
ダッ‼
男は謎の男目掛けて一気に距離を詰め込みながらナイフを突き出した。そして
ザシュッ‼
「っ‼」
刃が肉を斬る音が響いた。女性は目を丸くして、その光景に対して驚いていた。女の子はパチクリと瞬きしながら見ていた
「が…ぁ…」
男の声が苦しそうに聞こえた
そう。男の声だ
それよりもナイフを突き出したハズだが、肉を“貫く”音では無く、肉を“斬る”音だった
「やれやれ、急に来るから抵抗してしまったな」
ドサッ❗
男が倒れると、謎の男の手に巨大な剣が握られているのが見えた。どうやら、謎の男がナイフで突っ込んできた男を斬り倒したようだ
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