自覚したく無い

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霧島side 俺何突っ立ってんだ…あいつの笑った顔を見たからって…特になにもないはずだろ…。 つか、あいつ女に会うからとか言ってたか? それが理由で時子種さん無視するとか無いだろ。とことん意味分かんねえ奴。 って…何あいつの事気にしてんだ俺。 やめだ。さっさと戻るか。大島も待たせっぱなしだしな。 「あ、やっと帰ってきた」 教室に戻ると大島がだるそうに待っていた。 「俺帰りたいんだけど…いい?」 「ああ、俺も」 そして2人は教師の目の前で堂々と帰って行くのだった。 その帰り道であれを見るとは知らずに。 「あれって…筑泉の制服だよな?」 「あ?」 その視線の先、やたら胸のでかい女に腕を組まれながらラブホ街を歩いている織乃田の姿をみた。 マジで女に会ってるし。いつか時子種さんに締められんぞ。 まあ俺には関係ない事だけどな。 .
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