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今日は不意に、久々に学校行くかって気になった。
その高校、筑泉工業高校の校門を俺は跨ぐ。
「あれ、霧島。久しぶり」
「……おう」
教室に入るなり見慣れた顔が面白そうな顔をして現れた。教室に入るなり、クラスの奴の目線が刺さる。
野郎が揃って見てくんなよ気持ち悪ぃ…。
「そう不機嫌な面すんな。そりゃ、入学早々喧嘩おっ始めて、1年の中で強いって言われてた奴等を次々潰してトップになった奴と同じクラスになったんだ。
見もするさ。霧島夕詩(キリシマ ユウシ)くん。」
「るせぇ…あんな弱い奴等を潰してトップとかうぜぇだけだし。」
これはほんとに。強いってほど強くなかった奴等ばっかだった。
俺の標的は2年のトップと3年のトップを潰す
そんで俺が筑泉工業トップになる。
「また変な野望抱いて…親友として止めないといけないか?」
「親友なら止めるな。」
そう…こいつは小学校からの腐れ縁で、1年の中のNo.2の男。大島太一(オオシマ タイチ)という。
黒髪にモデルのような髪型と顔。とても喧嘩を楽しむような奴には見えない。だが、クールの裏は根っからのどSだ。
「はは…そんな霧島に朗報。まだ1年捨てたもんじゃないぜ?」
「は?どういう事だよ」
「お前がサボってた1週間にある出来事があってな…」
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