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「まあいいや…目ぇ醒めちゃったし…。とゆーわけで、じゃあな霧島クン」
「お?ああ…」
そしてそいつはだるそうに図書館を出て行った。
マイペースな奴だな…
ま…これで心置きなく寝れるわ
そう思い椅子に腰掛けようとしたが、ブレザーがかかっているのに気付いてそれを手に取る。
まさかさっきのアイツのか…?
しかし名前聞いてねえからな…誰だかわなんねぇ。
色々探っている内に取り扱い絵表示の所に文字が書いてあるのを見付けた。
“織乃田”
それにはそう書かれていて、驚愕した。
『あぁ…お前も驚くぜぇ…』
時子種さんが言っていた事を思い出す。
もしかして、あいつが織乃田…?
これが、俺とあいつの出会いとなった。
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