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「頭、痛くない?」 「ん…」 良かった。と、彼は僕の頭を撫で続けた。死にたがりの僕も、今日は現れない。きっとこれも、ゆとくんがこうして僕を落ち着かせてくれているおかげなんだ。 「ゆとくん…?」 「ん…?」眠そうな、甘い声が僕の頭上からする。暫く話さなかったら、彼はまた眠りについてしまう。嫌だった。何故か分からない、まだ眠って欲しくない。 ふと、彼の指が僕の頬を滑り落ちた。ちらりと彼を見ればやっぱり眠そうで。 「今日は…休みだから…もっといっぱい話そう?」だけどゆとくんはそう言ってくれた。初めて彼にあった日もそうだった。まるで僕の心を読んでるみたい。
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