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それからゆうりくんは口を開かなかった。俺も話しかけることは無く、身体を揺らしながら背中を摩っているとゆうりくんは眠りについた。 熱が帯びている彼の身体をそっとベッドに横にして、水で濡らしたタオルをおでこに置いた。 「独りじゃないよ…」 直接、そう言えたら良いのに。一度髪を撫でた俺は、ソファーに横になって眠りについた。
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