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一度目を見開いた彼は、「待ってて」そう言って何処かに消えた。
待ってるも何も、此処は僕の場所なのに。人間は嫌いだ。自分の事しか考えていないから。だから、人間になんて生まれてきたくなかった。死んでしまいたい。僕は毎日こればっかり。
彼が座っていた所に、僕も腰掛けた。頭がガンガンする。今日は少し、深く切りすぎた…。別にこのまま出血多量とかで死んでもいいけれど。
空は雲一つない青空で僕の心とは正反対。飛んで行ってしまいたい、そんな馬鹿な事を考えていると足音が聞こえた。どうやら、さっきの子が戻ってきたらしい。
「顔色、悪いね…」
荒々しい呼吸に混ざって、そんな言葉が聞こえた気がした。

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