未来を背負う物達

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慎二(響…この子なら…もしかすると)   仲里『篠宮さん!?』   慎二『うぉ!?…何?』   仲里『どうしたんです?』   慎二『ちょっと考え事』   仲里『そうでしたか…心配しましたよ』   慎二『ごめんごめん』   仲里『しかし…この子、ドラム上手いですね』   慎二『驚いたよ…響は、俺のドラムで遊び始めて、まだ1ヶ月…』   仲里『い…1ヶ月!?』   慎二『あぁ…1ヶ月でこの曲を叩けるとは…』   仲里『篠宮さん』   慎二『ん?』   仲里『この子が言っていた、『昔のプロデューサーの真似』って言葉が気になるんです…それに、初めて会った時から気になってたんですが…』   慎二『うん』   仲里『篠宮さんって、もしかして…』   すると…   響『終わりー!!』   慎二『やるな…響!』   仲里(やっぱり…後で聞こう)   響『えへへへ…』   慎二『なぁ…響?』   響『なぁに?』   慎二『本格的にやってみないか?、俺のドラムで』   響『え!?、良いの?』   慎二『勿論さ…響がヤル気有るならな』   響『やるやるー!!』   慎二(やっと…やっとだ…欠けていた最後のピースが埋まった…星梨花、ジュリア、可憐、響…イケる…成功すれば、アイドル界に、革命が起こる!)   響『プロデューサー…?』   慎二『ん?』   響『プロデューサーは、もう…叩かないの?』   慎二『叩かない訳じゃないさ…今はただ、『その時を待っている』だけだよ』   響『ん~…』   慎二『ふふ…響には、まだ難しい言い回しだったかな?』   響『うん…』   そんな会話をしている中、仲里が響のポケットの中でモゾモゾと動く何かを見付けた   仲里『篠宮さん…あの子のポケット、『何か』動いてるんですけど…?』
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