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僕はどうせだからと持ってきた弁当を広げる。
しばらく食べていると後ろから、それおいしそうだね。と、声がした。
かまうわけでもないから無視していると、
手作りだよね。
玉子焼きもいい色してるし上手いよね。
と、うるさいことこの上ない。
仕方なく振り向いて女子生徒に
「自分で作った、そんなに気になるなら一つ食え」と、言う。
差し出した玉子焼きに彼女は一瞬驚いた顔をしてから首を振った。
「いいよ」
「そうか」
おかしなヤツだ。と思いながら静かな休み時間を消費、弁当を消費する頃には彼女はいない。
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