数合わせ

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私の名前は葉中麻衣、大学生4年生。 あのバレンタイン以来、私は人を好きになれずにいた。 好きになれば裏切られる。 余りにも怖くて、先に進めずにいた。 早苗「麻衣!」 秋田早苗。私の大学生の友達。先日の修羅場の話を知っている一人。 早苗「実はさぁ、園芸サークルの後輩に頼まれて、合コンとは名ばかりの飲み会しない?って…。行かない?」 麻衣「…興味無い。」 早苗「えぇっ!!…人数足んないんだよ。…お願いっ!呑んで、食べて、笑って帰るだけでいいから!」 麻衣「…数合わせなんだね。」 早苗「ぎくっ!!」 見かけは美人で大人しそうな早苗は、実はオーバーリアクションで頭も良い。 黙って立っていれば大和撫子。
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