俺のカメラと、女子高生

4/5

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
 新しい財布を受け取った俺は、とりあえず自分のポケットにをつけた。  「おい、新しい財布に金入れないのか?」  「ん、食事の場所で入れるよ。とにかく、荷物を華絵の実家に送る手続きしようぜ」  俺達はサービスカウンターを探して店内を歩き荷物を送る手続きをして、その後は、サービスカウンターを探しているうちに見つけたそば屋で食事をすることにした。  そば屋で俺はそばと天ぷらの盛り合わせ、華絵は2種のそば盛り合わせ。俺のは1180円で、華絵は1280円。華絵は天ぷらが少しと、茶そばと10割そばだ。  「俺のよりおいしそうだな。茶そばを味見させてくれ」  「一口だけな」  茶そばをすするとお茶の風味が口の中に広がる。めんつゆもそばと相性がいいと思う。また食べたいと思った。  食事をし、会計を済ました俺達は、あとは帰るだけだ。  「そういえばよ、なんでカメラを買ったんだ?」  「買った理由かぁ。なんとなく高い物を買ってみたかったのもあるけど、風景を撮ってみたかったってのが理由かな」 「お前が風景か。なんか気持ち悪い」  
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加