霊の存在

小学校の怪談

小学校の卒業も近づいて来たある日。私は友達と体育館で遊んでいました。別に変わりなく普通だったのですが、ふと体育館の天井近くの窓が気になり目を向けたら…。

そこには赤い厚目のカーテンがかかっていたのですが、カーテンの隙間から人影のような物が見えました。

それこそ潜在意識、とっさにばばされだと思いました。もちろんばばされなんて存在しません。私は着いて来てしまう。そう思いました。ばばされと3回唱え、どうぞ着いて来ませんようにと心の中で願いました。しかし元々いない存在。こんなおまじないが効くわけもありません。

私はこれで大丈夫と安心して帰宅しました｡しかし内心は穏やかではありません。来たらどうしようそんな気持ちでいっぱいでした。だけど何事もなく、無事しのぎました。寝てしまうまでは…。