347人が本棚に入れています
本棚に追加
/614ページ
「なんだぁ? おまえら…
俺達の邪魔をするとタダじゃおかねぇぞ!」
すぐさまグリーンが２人の背後に回り、それぞれの耳の後ろに素早く中指を突き刺すように押し当てた
ほどなくして総務の伊藤と営業の加藤は目がトロンとなり、２人折り重なるようにスヤスヤと寝始めた
赤「おお!? 何したんだ、グリーン?」
緑「いえ、安眠のツボを押しただけです
彼らは性欲に狂っていました
人間の三大欲は食欲、性欲、睡眠欲
異常な程に高まっている性欲に勝るように睡眠欲のツボを押し」
青「ウンチクはもういい!
何か邪悪な者を感じると言ったな?」
ガタガタと震えているオールドミス秘書の肩にふわりとコートを羽織らせ、ブラックが言う
黒「もう大丈夫だ
暗い夜道は１人では歩くなよ」
無愛想だがどこか優しさのこもった声に秘書は感激する
怖かったが、襲われたということは私はまだまだ“女”で、まだまだイケるんだと、今夜の出来事は少なからず彼女に自信を与える結果となった
最初のコメントを投稿しよう！