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醒めない夢でも見てるようにぼんやりとした頭で
視界に飛び込んできたのは口端を上げて欲望に歪んだ口元、淫らに揺れる瞳、それらが青白い光によりもはやこの世のものとは思えない程に不気味に陰影を作る
加えて耳に入る不規則な息使い
得体の知れない不気味なその物体に桃は全身が粟立つ
桃「き…………
きゃ―――――――――っっ!!!!」
トキメキベース内に桃の悲鳴が響き渡る
恐れおののきながらも彼は一戦士
その歪んだ何かに闘魂込めて右フックをかます
ガッッ!!
「ぶっっ!!」
さらに脚を蹴り上げる
ドガッッ!!
「ヴッッ!!」
硬い何かが当たったような気がするが構わずベッドを飛び降り一目散に部屋を飛び出す
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