第六章

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偉人…それも、すごいとは行かないけどかっこいい。 ?「怪しい奴だな……。平助!」 藤「ん~?なに?土方さん」 藤堂平助は、その偉人の名前を言った。『土方さん』と。 土「お前、名前はなんだ?」 美「坪倉……美樹」 土「坪倉か……。お前は長州のやつらか?返答しだいでお前を斬らなきゃいけねぇ…」 ……………斬る? ………長州? 私は歴史が苦手だったからいつもあの人に任せてばかりだった。………あれ?あの人って誰だろう。 長州とか、そういうのって、確か幕府とかを倒すために動いている人達だって聞いたんだけど……。 駄目だ…。その人のことを思い出すと、頭が痛い。 さっきからズキンズキンと痛みが増していく。 ――――ズキッ……… 美「いたぃ………!」 藤「おっ…おい!!大丈夫か!?」 美「あ、はい…大丈夫……です」 誰なんだろう、あの人って………。 頭をおさえながら、やっと口にすることができる言葉。そして、その人を思い出すだけで、頭が痛くなる。 何なんだろう。この現象。 .
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