†黄金色に輝く畑†

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「だから、誰も逆らえなかったけど、あいつをやっつけた今、ボルボラの天下も終わりさ!ノーブルの森で会合待ってる皆もこのことを聞いたら、きっと喜ぶぜ!ボルボラを倒すのは、今だってな!」 「…みんな?」 「!、チャカ!!」 また、相手が何者か分からないのにペラペラと喋るなんて!ジルは、慌てて弟を睨んだが、この男はかなり察しがいいようで、ジルの方を向いて言った。 「成る程、ここの代官を倒す相談か。女、反対のようだが、俺もその話し合いに加えてもらうぞ。いいな、女?」 「女って呼ぶな!姉ちゃんには、ジルっていうれっきとした名前があるんだ!」 「それは、失礼した。俺は、レムオン。ジル、ノーブルの森とは、村の門をを出てすぐの森のことだな?では、門で落ち合おう。」 クルリと踵を返すと、彼レムオンは去っていく。 「姉ちゃん、俺も先に行ってるぜ!皆に、早くこのことを知らせなきゃな。」 弟も、駆け出して行った。一人残されたジルは、倒された戦闘用モンスターを見た。 「レムオン、か。」 斬り込んだ時の横顔と、1つにまとめた鮮やかな長い金髪を思い出す…。
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