最果ての灯

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夕方になり、俺は飛鳥の所に向かうため、家を出た。 「じゃあ、行ってくるよ」 「行ってらっしゃい」 「祐毅、ちゃんと最後は決めてきなさいよ」 何をだよ。 「父さんも母さんも、体に気をつけてくれよ」 そう言って、俺は霧村家をあとにした。 待ち合わせ場所に行くと、飛鳥が待っていた。 「あ、祐毅ちゃんだ。おーい」 既に飛鳥は到着していた。 俺は飛鳥の所へ走ろうとした瞬間、体に激痛を感じた。 「!?っ」 どうやら、俺の体はもう限界だった。しかし、飛鳥が心配すると悪いから平常心を保って、飛鳥の所へ行った。 「じゃあ、行こうか」 そう言って、俺と飛鳥は食事へと向かった。
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