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私は施設から出て、夜の道を散歩していた。宛もなくフラフラと。私はまだ14歳だ。
ガンッ!ドカッ…バキッ
ボーッとしていたら近くでそんな音が聞こえてきた。それがすぐ人を殴っている音だとわかったのは聞き慣れているからだろう。
いつもならスルーするのだが、何故か今日はそこを見に行った。
男1人対5人で、5人は鉄パイプなども持っていて、1人のほうはもうボロボロだった。
「お兄さん達、何してるの?」
私はクスッと笑みを浮かべて近づいた。近くで見たら男の人の傷がはっきり見えてきた。
ひどいのはすぐわかった。
「お嬢ちゃん、早く帰って寝な?ガキの来るとこじゃねぇよ。」
ギャハハと気持ち悪い笑い方をしながら5人の中の1人が私の肩に手を置く。
「私の質問に答えてよ。ま、わかるけど…ね?」
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