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次の日はみんなで寝坊した。最初に起きたのは莉愛なんだが、莉愛でも10時半に起きたらしい。
「あああぁぁぁ!急げぇ!帰るのが遅くなる!」と快斗が慌てている。
近藤が何故そんなに急ぐのか快斗に聞くと、
「だって、帰ったら隣町の花火大会行くんだろ?!それに間に合わない!」
なるほど。そんなこと言ってたな。海に気をとられていた。
結局、帰りは快斗がまた先陣をきり、大急ぎで帰った。
「ふぅ~…。間に合った。ギリギリセーフ。」
花火大会はみんな一度家に帰り再合流ということになっていた。ということは……。
「みんなぁ、お待たせぇ。」
莉愛たちが三人一緒にやってくる。浴衣姿で。
くそっ!可愛い!(二回目)
快斗の提案でまだ時間があったため、屋台を見て回った。個人的にはチョコバナナがおいしかった。
「そろそろかな?」
俺が呟くと、夜空にきれいな花火が舞った。
「おぉ~。海もきれいだったけど、花火もきれいだな?莉愛。」と莉愛に話しかけた。
「うん。」と応える莉愛の目には何故か涙が浮かんでいた。
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