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『そうであろう!我らもまだまだ未熟と言う事じゃ!
フレイムドラゴンの長の子として、より一層精進せねばなるまい!』
とフラムが言うと
『そうですね兄上!上には上がいますね!私達もまだまだ未熟。』
とラミアが言い、それを見ていた母親が
『うむ、いい心がけだ!』
と感心していた。
「おい!用が済んだのならさっさと帰れ。こっちはまだ食事の準備が終わってないんだ!」
と言った時、ソクさんが
「氷河さん。ドラゴンの方々に食材をいただいたのですから、お礼をしなければ。
ドラゴンの長様、大したことはできませんが、何かお礼をさせていただけまんか?」
と言った。すると母親が
『ほぉ、なんとも義理堅い人間じゃのぉ。
お主も気に入った!お主名は?』
「私の名は、ソクと申します。」
『ソクか、ならばソクよ我等にもそなたらの食事を食べさせてくれぬか?』
「大した物は用意できませんが、それでよければ。
ただ、申し訳ありませんが長様が満足できるだけの量は‥‥」
『長様とは堅苦しいのぉ、我が名は、テラじゃテラと呼べ。
それに‥』
と言い、母親が光に包まれその光が消えるとそこには深紅の鎧を着て腰まで伸びている真っ赤な髪の女性がいて
「こうすれば、量は問題あるまい。」
と言った。
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