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すると後ろから
「氷河さん、怪我はありませんか?
そちらの女性も。」
とソクさんが言ってきた。
「えぇ、大丈夫ですよ。」
と言い、女性も
「‥‥はい、私は大丈夫です。」
と言ってソクさんの方を見ると
「あっ!?あの時のおじいさん!!」
と言うと
「あなたはあの時の!
他の方達は?」
「それは‥‥、私以外はさっきの魔物に‥‥‥。」
「‥‥そうでしたか。
しかし、あなただけでも無事でよかった。」
と言っている二人に俺は
「すまんが、お前の仲間は生きてるぞ。
無事というわけではないが、まだ魔力を感じる。
お前の仲間は二人だろ?」
と言うと女性が
「本当か!二人は生きてるのか!」
と俺に詰めよってきた。
「あぁ、生きてるぞ。」
と伝えると女性は
「姉さん!ルル!」
と言って林に向かって走り出した。
「おい!ちょっと待て‥‥ってあの馬鹿!」
と言うとソクさんが
「どうしたのですか?」
と聞いてきた。
「あの馬鹿、自分の剣も拾わず林の中に走って行ったんですよ。」
「なんですって!!
氷河さん、おねがいです。あの娘達を助けてあげて下さい。」
と真剣な顔で言い頭を下げた。
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