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すると姉さんが
「そ、そんな、なんでこんな所にフレイムドラゴンが‥‥」
と姉さんが言った事で私は血の気が引くのを感じた。
それはルルも同じだったようで
「そんな‥‥SSランクのドラゴンがなんで‥‥」
と言うと姉さんが
「ミリア!私が時間を稼ぐからルルを連れて逃げなさい!」
と言ってきた。
するとルルが
「そんな!シェリーさん一人でなんて無理だよ!」
と言い、私も
「そうだよ!姉さん一人でなんて!それに姉さん達は怪我をしているじゃない!ここは私が‥‥」
と言ったところで私は自分の剣がない事に気付いた。
「しまった!あの時に‥‥」
と自分の腰の鞘を見て言った時、姉さん達が
「ミリア!!」
「ミリアちゃん!!」
と叫んだ。私が顔を上げるとドラゴンが放ったブレスが迫って来ているのが見えた。
『あぁ、私はここで死ぬんだ。
姉さん、ルルごめん。二人はなんとか逃げ延びて。』
と思い目を閉じた。
すると私の左右で爆発音が聞こえて、その後
「おい!この馬鹿娘!」
と言われ、目を開けるとそこにはあの時の人が立っていた。
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