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私達が何も言えずにいると
「そもそも、なぜお前達が薬草を取りに来ている?
明らかに実力不足だ。お前達が来るよりギルドに依頼をして、実力のある奴に取りに来てもらった方が確実だ。
それになぜ兄の方がいない。
普通なら兄がいないおかしいんじゃないのか?」
と言うとルルが
「本当ならお兄ちゃんとシェリーさんが薬草を探しに来るはずだったんだもん!
ただ、お兄ちゃんは騎士団の召集がかかって急に山賊の討伐に行かないと行けなくなって‥‥
だから、私とミリアちゃんがシェリーさんにお願いしてついて来たんだもん!」
と涙を浮かべて言うと、男の人は
「ん?山賊の討伐に行った騎士団の奴で妹が病気?
‥‥‥お前名は?」
と言うとルルは
「私の名前?
わ、私はルル。ルル・タルトだけど?」
とルルが名前を言うと
「タルト!?
おい!お前の兄の名前はもしかして
ロード・タルトか?」
とルルに聞いて来た。
「そ、そうだけど、お兄ちゃんの事知ってるの?」
とルルが答えると
「あぁ、その山賊の討伐の時、俺もその場にいたからな。」
と言った時、急に姉さんが
「その場にいたの?
ロードは?ロードは無事なの?」
と、肩を持ち男の人を激しく揺すりながら聞いていた。
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