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話を終えると、冷静さを取り戻した姉の方は恥ずかしがりながら俺に謝っていたので
「落ち着いたか?」
と、言うと
「はい、すいませんでした。」
と言って来たので
「まぁ、自分の恋人が山賊の討伐に行ったのなら心配するのは仕方がないさ。」
と、言うと
「い、いえ!?私はロードの恋人ではないんです!?」
「ん?そうなのか?
あんなに動揺していたから、てっきり恋人なのかと思ったんだが。」
と言うと
「わ、私は、ロードとはただの幼馴染みで‥‥
でも、ロードは優しくて頼りになるし私もロードと恋人になれたらなぁって思ってはいるんですけど、今はフィンの病気の事もあるから、今はフィンの事を大切にして欲しいし。
でも、フィンの病気が治ったら私の事を見て欲しいと思うけど、‥‥‥‥‥」
と、一人でブツブツと言って自分の世界に旅立って行った。
すると後ろから
「あぁ、ごめんなさい。
姉さんは、ロードさんの事になるとたまに自分の世界に行っちゃうの。」
とミリアが言って来たので、
「あれか?ロードの事は好きなんだけど、妹の事があるって言って自分から好きなんだと言えないでいるのか?」
「そんな所かな。普段は冷静なんだけど、ロードさんの事になるとこうなっちゃうんだよね。」
と、姉の方を見て言って来た。
するとロードの妹のルルが
「シェリーさんもだけど、お兄ちゃんもシェリーさんの事が好きなんだよね。
でも妹のフィンが病気だから、
今シェリーさんに自分の気持ちを伝えても、シェリーさんを幸せにできないって思ってるみたいなんだよね。」
と言ってきた。
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