王国で

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俺は二人に 「だから、お前達だけで来たのか? しかし、お前達が死んだら妹の心に傷を残す事になるぞ。」 と言うと 「「ごめんなさい。」」 と言って来たので 「まぁ分かればいいさ。 しかし、気持ちはわからんでもないが、なんだか見ててまどろっこしいな。」 と言うと 「そうなんだよね‥‥でも、ロードさんも姉さんもフィンちゃんの事がなくてもなかなか言えないとは思うけど。」 とミリアが言うとルルが 「まぁね、お兄ちゃん大事なところでヘタレだし‥‥」 と、言ってため息をついた。 『妹にヘタレって言われているとは。』 と、思っていると、俺はある気配に気付いた。 俺は二人に 「おい、ちょっと耳を貸せ。」 と、言い二人にある事を伝えた。 すると二人は 「わかった。でも、大丈夫?」 「うん、でも上手くいくの?」 と聞いてきた。 俺は二人に 「まぁ、なんとかなるだろう!」 と、笑いながら言った。 『わぁ、絶対楽しんでるよ。ロードさん頑張って。』 『あぁ、お兄ちゃんドンマイ。』 と、二人が思っているとは知らずに 俺はシェリーに話かけた。
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