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林の中に入り、少し歩いた所に果物の実っている木を見つけたのでシェリーと果物を採っていると
「‥‥氷河さん、あの方達はなぜ私達を助けてくれるようあなたにお願いしたんでしょうか?
あの方達とは王国を出る時に、少し話しただけで、勿論感謝していますが
私達の為にそこまでしてくれるのが不思議なんです。」
と言ってきた。
「‥‥お前は心当たりがあるんじゃないか?
二人の名前を聞いて何か考えていたようだが。」
「‥‥実は亡くなった母から聞いた事なのですが、昔、母は家計の為に両親の反対を押しきって家を飛び出しハンターになったらしいんですけど、母から聞いた両親の名前がソクとロゼだったので、もしかしたらと思って。
それに、周りの人から私達姉妹は母によく似ていると言われているので、私達に母の面影を見てあなたにお願いしたんじゃないかと‥‥」
「そうか、しかしそれは俺に聞く事ではないんじゃないか?
それはあの二人に直接聞くべきだ。
それに、もしそうだったらどうするつもりだ?気になってでは済まなくなるんじゃないのか?」
「もし、そうだったら一緒に暮らしたいと思います。
だって私達の祖父と祖母ですもの。
勿論二人が望んでくれればですけど。」
と言っていた。
「まぁ俺には関係ない事だ。
どうするかは自分で決めろ。
さて、これだけあれば足りるだろう。
ロードがヤキモチを妬くから早くみんなの所に戻るぞ。」
とシェリーに言うと
「クスッ!そうですね!」
と言ってきたので二人でロード達の所向かった。
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