新たな人生は異世界で

王国で

俺が言うとフラムの母親は

『クックク、本当に面白いのぉ。
フレイムドラゴンの長たる私を前にして臆す事なく振る舞うとは。
まぁ、いきなり来たのは悪かったのぉ。
今、我が娘に土産を取りに行かせてるおるので、娘が来たら今日は立ち去ろう。』

「勝手にしろ。」

と言い、ロード達の方を向き

「ロード、あいつらは放っといて、さっさと食事の準備を続けよう。」

と言うと

「ひ、氷河さん、ドラゴンを放っといてって大丈夫なんですか？」

とロードが言うので

「放っとけ！食事の準備は終わってないんだろう？
さっさと終わらせて食事にしよう。
それに、邪魔をするなら斬るだけだ。」

「斬るだけだって‥‥、氷河さん、普通はドラゴンを前にして食事の準備なんて、できませんよ‥‥。
ルル達は立っているのがやっとの常態なんですから‥‥」

と、ロードに言われルル達の事を見ると確かに食事の準備を出来るような常態ではなかった。