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俺はフラム達に
「なぁ、その娘って奴はいつ戻ってくるんだ?
あんた達がいると食事の準備が出来ないんだが。」
と言うと
『ん?我と母上がいると食事の準備の邪魔か?』
と言い、頭を傾げた。
「俺は気にならないが、あいつらは気になるらしい。
だから、ひとまず帰れ。」
と言うと
『まぁ人間にしてみれば私達は恐怖の対象のようなものだからな、
だが、一度帰らずに済みそうだ。
どうやら、娘が来たようだ!』
と言い、空を見上げた。
俺達が空を見上げると一匹のドラゴンが獲物をくわえて降りて来た。
そのドラゴンは地面に降り立つと、くわえていた獲物を地面に降ろし
『お母様、こんな物でよろしいですか?』
『おぉ、グラドケルピか!土産にしては上出来じゃのぉ!
ラミア、ご苦労じゃった。』
『いえ。ところで、こちらの方が兄上のおっしゃっていた方ですか?』
『そうじゃ!この者が氷河じゃ!
どうじゃ?フラムの言う通りじゃろう?』
『そうですね。兄上の言う通り、兄上や私では勝てなそうですね‥‥』
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