王国で

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それを見ていたソクさん達は唖然としていたが、テラは 「ほれ、フラムにラミアよ、お主達も姿を変えぬか。」 と言うと 『わかりました、母上。』 『わかりました、お母様』 と言って光に包まれ、光が消えるとそこにテラと同じ鎧を着た男女がいた。 男は赤く短い髪の毛で女は赤く長い髪の毛を後ろで縛っていた。 二人の姿が変わるとテラは 「これでよかろう。さて、ソク殿あの土産を使い我等の食事も頼むでのぉ。」 と言うと、ソクさん達は我に帰り食事の準備を再開した。 俺はテラに 「擬人化できるとは、あんた達はなかなかの実力者のようだな。」 と言うとロードが 「ひ、氷河さん。ドラゴンは皆、人の姿になる事ができるのですか?」 と言ってきた。 「ん?いや、人の姿になれるのはかなりの実力がある物だけだな。 そうだな、ギルドのランクでいうなら最低でもSSS以上だろう。」
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