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気がつくと真っ白な天井が見えた。
「気が付きましたか?」
不意に声をかけられ、声のする方へ視線を向けると、なんだか残念な人が椅子に座ってこちらを見ていた。
「いやいや、何ですか残念な人って?」
いや、見た目は十人中十人がイケメンと思うような人が 白い民族衣装のような物を着て、天使の羽と天使の輪?のような物を着けていれば十分残念な人にしか見えないが気づいてないのか?
「残念な人ではないですからね!ちなみにこれは本物ですからね!」
そう言うと残念なイケメンは羽?を軽く羽ばたいてみせた。
ほう、なかなか精巧に作っているなぁ。しかし、羽を本物と言ってくるとは思っていたより重症か。
そう、思いながら残念なイケメン君を見ていると、
「いや、本当に本物の羽ですからね!というか、その哀れみのような視線をやめていただけますか?」
まだ本物と言うのか。本当に残念なイケメン君だったか。
ん?さっきから残念なイケメン君がこちらの思っている事に答えてないか?
いや、声に出していたのか?それなら謝らなければ。
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