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しかしその先にいたのは、龍生がある意味、最も歓迎できない幼なじみだった。
「りゅーせーい!会いたかったぞっ」
「な、七夕(なゆ)、ど、どうしてお前がここに…!?」
いきなり自分の胸に飛び込んできたスカート系男子―中津 七夕をひっぺがしながら龍生は尋ねた。
「おまえ地元の高校、受験したんじゃなかったのかよ?」
想定外の人物の登場に動揺を隠せない龍生に対し、
七夕はけろっとした表情で答えた。
「あぁ、あれねー、嘘☆
びっくりさせようと思って今日の今日まで秘密にしてたんだぁ」
七夕はにっこりと笑ってウインクする。
「俺も今日から龍生とお~んなじ♪
聖尊学園のピッカピカの一年生さ(ハート)」
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