3/7
前へ
/121ページ
次へ
しかしその先にいたのは、龍生がある意味、最も歓迎できない幼なじみだった。 「りゅーせーい!会いたかったぞっ」 「な、七夕(なゆ)、ど、どうしてお前がここに…!?」 いきなり自分の胸に飛び込んできたスカート系男子―中津 七夕をひっぺがしながら龍生は尋ねた。 「おまえ地元の高校、受験したんじゃなかったのかよ?」 想定外の人物の登場に動揺を隠せない龍生に対し、 七夕はけろっとした表情で答えた。 「あぁ、あれねー、嘘☆ びっくりさせようと思って今日の今日まで秘密にしてたんだぁ」 七夕はにっこりと笑ってウインクする。 「俺も今日から龍生とお~んなじ♪ 聖尊学園のピッカピカの一年生さ(ハート)」 image=470907177.jpg
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

269人が本棚に入れています
本棚に追加