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「破廉恥だぞ、キスは付き合ってるもの同士がする行為!正式な交際もなしに、ほいほいとしていいものじゃないっ!断じて」 まさかの純情少年発言だった。 ―ぅあちゃー、オイオイ入学早々クラスメイトの前で“破廉恥”なんて なに真田の旦那みたいなことぶっこいてんだ?俺― ―ヤバイぞ。チェリー丸出しじゃねぇか。 次の日からあだ名が「童貞の難波(ナンパ)」になるぞ― ―だいたいピュアなんて今どき流行らねえよ。 少女マンガじゃ男から壁ドンでキスだよ。馬鹿やろう― 「じゃあ付き合えばキスしまくりなのですね?」 龍生の手を両手で握り締めながらの少女の大胆発言に龍生の思考はまたしても爆発する。 ―は?いや、なんか パンがなければケーキを食べればいいじゃない?みたいな空気を出されても…― ―確かに付き合えば、カップルだもん。 キスはシ放題。 それ以上のことだって…ゴホン― ―でもなぜだ? なぜこの美少女は俺にキスをせがむんだ? わけわかんねーよ― 気になった龍生は理由を直接少女に聞いてみることにした。 「どうして俺とキスしたいの?」と。
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