始まりは最悪

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『---ああ---気持ち!』 ---俺は--- 真夏の蒼い海を、 見ながら大きく、 伸びをした。 と、その時! -カシャ♪カシャ- 何やら聞きなれた、カメラのフラッシュの音!! -カシャッ♪- ---俺は--- 許可なく俺を、 取りまくって居る、超無礼極まりない、その男に食って、 掛かった。 『---ちょ---あなた! 失礼じゃ無いですか!!名乗りもしないで!!』 『---オッ---怒った顔も 超イケメン♪ あ-、構わないから続けて♪』 -カシャッ♪- この男は一向に、 止めようとしない。 『だから! あなたねえ!』 俺は呆れて、 近くに居た、 マネージャーに、 詰め寄った。 『---ちょ---マネージャー! なんで止め無いんだよ!』 『いーんだよ♪』 『---は--- なんで!?』 俺がマネージャーを責めていたら、 さっきの失礼な奴が--- 『お疲れさん! いいもん撮れたよ♪』 …と、俺の肩を、 ポンっと叩いて、 立ち去ろうとした。 『---待て---名前ぐらい言えよ!いい大人が!』 『---ああ---そのうちきっと、 解るんじゃね♪ じゃあな!』 『---あ--- オイッ!』 『---お前---最高の笑顔だったぜ!』 …と言い残して、 俺の前から、 姿を消した。
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