第1章 出逢い

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「やっぱカレーに合うサラダは、ポテサラだ!」 「違うわ!スパサラよ!」 ……………… 話が反れて広がってるし…… って、僕は……というか僕達は 何でこうやって三人で集まらなければならないのか…… いい加減疑問に思えてきた。 もう少し効率的に動いた方がいい。 イベントでのハルは 本気だった…… 前田さんが居れば 僕達から離れてしまう。 『麗香と仕事をする上で 大切な人とは付き合えない…… メディアに巻き込んでしまうかもしれないから……… そう思ってなかなか踏み出せ無いでいたんだよ。 ……でもいくら考えても 守りたいのはソコじゃない。 僕が守りたいのは彼女だ。 だから僕は…… 全てを投げ捨てても、彼女の側にいたいし…… 守りたい!』 ……友情より……愛情…… 酷いよ……ハル…… ハルの言葉を思い出し 目頭が熱くなる。 誤魔化す様にビールを呷った。 丁度その時 スマホに着信を知らせる音が鳴るのに気付く。 画面を見たら、同じマネージャー仲間の海老原だ。 ━‥‥何かあったか? 電話なんて珍しい……。 僕は躊躇無く通話にして耳に当てた。 ,
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